今回は、客先常駐でバックレたいと思っている働くエンジニアの方に向けて書きました。
いろいろな理由で、「もう今の現場には行きたくない」「客先常駐をすぐにでもバックレたい」精神的に追い詰められてすぐにでもバックレたいと思うエンジニアの方は多いと思います。
しかし実際バックレてしまって問題はあるのでしょうか?問題があるとしたらどんなことが問題になるのか? 今回はバックレた時の問題・退職方法をご紹介します。
基本、バックレはおすすめしない
客先常駐でバックレはおすすめできません。しかしIT業界では、バックレをするエンジニアが意外と多いです。なぜなら客先では、無駄な作業や単純労働が多く、エンジニアにとっては身体・精神的な害を強く感じることが多いからです。
そしてバックレを実際にした後は、大体3つのケースになります。
そのまま客先常駐先に来ないで、去っていきます。他には病院で診察をしてもらい、鬱病と診断されて、そのまま長期休暇を取得して休んだり、1週間ほど休んで、何事も無かったように出社するケースが多いです。
意外と多いエンジニアはバックレが多いですが、なぜバックレはおすすめできないのでしょうか?
下記ではバックレをおすすめしない理由をご紹介します。
おすすめしない理由
- あなたの中に「逃げ癖」がついてしまう
- 案件によっては損害賠償を請求されることがある
- 客先常駐先や関係者の方に大きな迷惑がかかる
あなたが現場で、何か小さな問題が起きてつらいと思ったとき、すぐ辞めてしまいたいと思う、「逃げ癖」が着いてしまい、仕事が続かない人間になってしまいます。
案件によっては懲戒解雇の理由となって自分の職歴に汚点がついてしまい転職活動などに支障が起きたり、要件によっては損害賠償を求められる事もあります。他には給料やボーナスが満額で支払われないことなどがあります。
そしてたくさんの関係者の方たちに大きな迷惑になるからです。
関係者の迷惑になる理由は、例えばあなたが現場でプロジェクトを抱えている時に、途中でバックレられてしまわれると一緒にプロジェクトをしていた仲間やクライアントが、予想もしない仕事の量が増えてしまうからです。バックレたとしても仕事は途中で投げ出さない方がいいでしょう。
バックレという行為は、あまりにも代償が大きいのが現実なので、できればバックレはおすすめしません。
しかし「無茶な仕事を振ってきて怒鳴るなど暴言や悪口を言われる」パワハラや「上司などにしつこくボディタッチをされる」セクハラなどが多発している現場で身体や精神的苦痛がある場合は例外です。バックレをしたくなくても精神的にもうバックレるしか自分を守るすべがない状況もあります。
一番大事なのは自分の身体と心です。
心身に問題が起きてからでは遅いので予兆が出てきた時点で対処できるように下記で、バックレできる対処方法をご紹介していきます。
客先常駐をバックレることのデメリット
給料、賞与が満額支払されないことがある
客先常駐でバックレてしまうと給料やボーナスの支払いが満額支払われないことがあります。会社にもよるのですが、客先常駐先をバックレてしまうと、客先側から報酬を支払いを拒否されるからです。
例えば、常駐先で途中までプロジェクトがすすんでいたのにバックレられてしまうと、一緒にプロジェクトをしていた関係者がバックレてしまった分の仕事を背負わなければいけません。なのでバックレした分の計画が崩れてクライアントや関係者に迷惑がかかり、クライアント側はあなたには給料やボーナスの支払いを満額支払わないことがあります。
給料などは法律上で、無断欠勤した分は払われないですが無断欠勤前のお給料は会社側が支払う義務があります。会社側は申請を拒否はできません。
しかしクライアント側は迷惑をかけられたんだから支払う義務を感じないで、逆にクライアント側が損害賠償が欲しいといわれることもあります。
なので明日から会社に行かないなど、一方的に会社を辞めるのはおすすめしません。
バックレる側もバックレられた会社側も残念な気持ちがずっと続くと思います。
可能であれば、クリーンに退職をして満額の給料と補償をもらいましょう。
転職活動に支障が出る可能性
客先常駐をバックレで退職してしまうと、転職活動に悪影響がでます。 バックレをしてしまうとクライアントや客先常駐の関係者に大きな迷惑をかけるので、正当な理由がない限り、バックレは社会的には印象が良くないです。
面接のとき経歴に無断欠勤で退職などあると企業側としては、会社をバックレるような人材は採用したいとは思わないでしょう。「バックレがばれなければいい」と書かなければ良いと思う方もいると思いますが、隠そうとしてもどこから噂でバレる可能性があります。
IT関係の派遣会社の営業関係は情報が繋がっていたりするので、後々自分の悪い経歴などが出回ることも少なくないです。
なので、バックレをしたいと思った時は「バックレはリスクが高い行動だから一度冷静に判断をしてから行動をしよう」と考えて頂きたいです。 「どうしても辞めたい」と思われる方は正しい手順を進めて適切な退職をしましょう。
貯金もなく退職すると焦って転職活動が失敗する可能性も
貯金がなく退職をしてしまうと焦って転職活動で失敗する可能性が高いです。
転職活動をするとき、「仕事を勤めながら活動する」方と「退職後に活動をする」方がいます。
一般的には仕事を勤めながら活動した方が良いと言われています。
それはなぜかというと、仕事を続けているので収入源が無くならないので「お金の心配をしなくていいので心に余裕が生まれて安心して転職活動ができる」からです。
しかし「退職した後に活動をする」と一旦収入が無い時期が生まれるので、その期間は貯金が無ければお金が無くなります。このお金が無く貯金も無かった状態で退職をしてしまうと心に余裕が無くなってくるので「とりあえず会社に入れればいいや」と目先の内定に飛びついてしまい後悔するような決断をしてしまう可能性が高くなります。
転職活動をするときはお金の心配をする事がないくらいに貯金を蓄えてから転職活動をすると良いでしょう。
しかし貯金ができるまで退職が待てない方はいると思います。下記ではすぐにでも会社を退職するための良い方法をお伝えします。
客先常駐をバックレた方法&賢いやり方
医者の診断書を取得する
客先常駐先からバックレを考えているときは、まず最初にお医者さんの診断書を取得すると良いでしょう。
なぜなら、客先常駐先から強制的に出勤をさせられることが無いからです。客先常駐先でデメリットは、自分が「頭痛・吐き気・腹痛など症状が出て体調が悪い」や「食欲不振や不眠などメンタルが崩れている」と会社に相談しても「休職は認めない!」「休んでも治るかわからないんだから無理してでも働け!」と休職を断られ強制的に出社を求められることが多いです。
しかし医者の診断書を取得すると、会社側は、病気になるくらい、働かしたとい理由にされるので、会社側は、訴えられると怖いので、強制的に出社を求められず休職する事ができて、退職もスムーズにすすめることができるでしょう。
パワハラなどがあった場合は証拠を保存し、訴訟をチラつかせる
客席常駐の現場では、パワハラやセクハラが蔓延している現場もあります。
特にパワハラが多くなる客席常駐は「こうあるべき」などの自社特有の強い価値観を持っている現場によくみられ、セクハラが多い客席常駐は、女性比率が低く、男性の勤続年数が長い企業などに多く見られます。
価値観・男女社員の偏りがあると、上司は高圧的で強制的な態度になってしまいがちです。 このような現場にいてもデメリットしか感じません。
「ただ現場が嫌になったから辞めます」と言っただけだと企業側は納得してもらえません。 加害者から送られてきたメールや加害者からの言動の録音など、証拠を保存して訴訟をチラつかせるとスムーズに退職ができるでしょう。
金銭的な不安がある場合は派遣に登録する
客先常駐から転職活動を考えているとき、金銭面で不安があり活動ができないと不安がある方は派遣に登録して「登録型派遣」の仕事をするといいでしょう。
派遣には「常用型派遣」と「登録型派遣」があります。「常用型派遣」は、派遣先企業の社員として働くので、派遣先企の業績によって給料や仕事内容のボリュームなどが少なくなったりします。勤務時間・仕事内容は選べません。
なので「常用型派遣」は金銭面、時間など融通が利きずらいのです。 「登録型社員」は、比派遣会社に登録して派遣先に派遣されて業務を行うので、派遣先企業の業績など関係が無いので、給料や仕事内容の変動はないです。
しかも勤務時間・残業の可否を自由に選べたり転勤も比較的ないので、自分のライフスタイルに合わせて働くことができるからです。
登録型派遣は契約条件にもよりますが、正社員よりも手取りの給料だけでみれば待遇が良い時が多いです。エンジニア派遣会社の仕事は多くので、転職先が決まるまでは派遣に登録し金銭的な不安を消して、転職活動をおすすめします。
有休はちゃんと消化しよう
客先常駐を辞める場合は有給休暇を消化して辞めましょう。客先常駐で働いていると、普段休むことが許されない現場が多いので、気が付いたら有給休暇が溜まっている場合があります。
しかし気付かないでバックレてしまった後だと溜まった有給休暇が使え無くなります。有休を消化しないのはすごくもったいないです。
金額にすると数十万円くらい溜まっている場合があります。しっかりと有給休暇の日数を計算して退職をしましょう。上記でもお伝えしたようにバックレは懲戒解雇など、とてもリスクが高いです。できれば少し日にちを空けて退職を考えた方がいいです。
退職期間は大体2週間後に設定してするのが望ましいでしょう。有給休暇を使い2週間以上は会社に在籍してそれから辞められる計算で設定すると良いです。
他にはボーナスの時期に合わせて退職出来たら最高です。図々しいと思ってしまうかもしれませんが、就業者として当然の義務なのでちゃんと請求してから退職しましょう。
派遣やバイトではなく正社員を考えているのであれば1秒でも早く転職エージェントに登録しよう
客先常駐先から、派遣やバイトではなく正社員の転職を考えているのであれば、すぐ転職エージェントに登録をした方がいいです。
なぜなら、転職案件はとても巡り合わせの部分が多いので運やタイミングも転職には大事になってきます。運やタイミングを味方につける意味も込めて転職エージェントに早く登録した方がいいでしょう。そう登録することによって自分に合った転職先を早く見つかる可能性が高くなります。
例えば、転職を早く決めたい方は、自分の中で転職期間を決めるて、期間内で自分に合った魅力的な企業を探すといいでしょう。期間を決めないとダラダラと転職活動をしてしまうので期間を決めて転職活動をするのはおすすめです。
他には転職エージェントに早く登録するメリットとしては、転職についての無料相談なども早く転職エージェントに相談できることです。
転職を機会に自分の市場価値を見てもらい今後のキャリア・スキルなどの相談もして早く悩みを解消するのも良いでしょう。 上記でご紹介した通り1秒でも早く転職エージェントに登録すれば、その分エージェントに相談ができて自分に合った魅力的な転職先が見つかると思うので、登録してみてください。
利用した転職エージェント
私はIT企業を中心に見ていたので、転職エージェントは以下の通り。
レバテックキャリア
- 元エンジニアやIT従事者がキャリアアドバイザーをしているので、他社よりもあなたにとってベストなキャリアの選択肢を提供してくれます。
- またキャリアアドバイザーは年に3,000回以上企業を訪れ、現場のリアルな情報を常に把握。5,000件を超える求人の中から、あなたに最適な求人を見つけ出してくれます。
- 最初の転職はココ経由で決めました。
マイナビIT×AGENT
- IT特化としてはレバテックのサブ的感じで登録していました。
- 個人的には質はレバテックですが、業界最大手ならではの非公開求人が魅力的でした。
DODA
- IT以外の業界も興味があるのであれば見ておくべき会社その1
- 大手求人がめちゃくちゃ多い
- 年収査定・自己PR発掘診断・キャリアタイプ診断、などサポート機能が豊富なので1度使ってみる価値アリ
リクルートエージェント
- IT以外の業界も興味があるのであれば見ておくべき会社その2
- 職務経歴がキレイな人向けという印象。(第2新卒や転職が多い人はそこまでおすすめではない)
- 非公開求人も多く他業界への案件が多い。
- フリーランスからの転職時にココ経由で内定貰いました。
第二新卒・既卒・フリーター向け転職エージェント
最初の職場を辞めたときが新卒3年以内ということで利用しました。結果として入社こそしていないもののサポートが良かったので紹介します。
JAIC
- ビジネスマナーから、面接対策や履歴書の書き方まで、フリーター・未経験・既卒専門の無料就活講座で、就活対策を最初から最後まで丁寧にサポート
- ジェイックの社員が実際に足を運んで目で確認し、みなさんが安心して働ける、厳しい審査基準にクリアした企業だけを厳選してるのでブラック率が低い
DYM就職
- 書類選考なしで面接できるので、職務経歴書作成が苦手な人やとりあえず面接の数をこなして感覚を養いたい人にもおすすめ
- 書類作成から面接まで詳しくやりかたはもちろんのこと、メンタル的なことまで親身に相談に乗ってもらいました。
おわりに
今回は、客先常駐でバックレたい方に向けて記事を書かせていただきました。
客席常駐やIT関係の派遣業界の方は今すぐにでもバックレたいと思っている方はとても多いです。
しかし「どうしたら客先常駐先を辞めれるのか?」「バックレしたほうがいい時ってあるのか?」「バックレや辞める時に賢い辞め方ってどんなのがあるのか?」などで悩まれている方はこの記事でご紹介した内容を参考にして行動していただけたら幸いです。
もし、客先常駐で少しでも違和感やデメリットを感じたらすぐにでも転職活動を始めてください。
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