ニートからITエンジニアへの就職方法とメリットを紹介

就職・転職

「親に就職しろと毎日言われている」「そろそろ正社員で働かないといけないという焦りがある」など、様々な理由から脱ニートを考える人も少なくないと思います。

とは言え「ニートが就職できるのかなぁ?」という悩みを持っている方も多いでしょう。

結論を言うと、ニートからITエンジニアになることも全然できます。

このページでは、「ニート(他にもフリーターや非正規)などの就職や転職においては、立場が弱い方が正社員として就職するにはどうしたら良いのか?」について細かく解説いたします。

IT業界を未経験のニートでもITエンジニアやプログラマー転職できる理由

未経験のニートでも、正直な話、就職することは全然できます。何故ならエンジニアをはじめとしたIT人材の需要が高いのに対して、成り手が少ないからです。

近年、企業だけでなく個人間でもITが必要な時代になってきています。それになのに、そういったITシステムの開発や運用などを行える人材は全然足りていません。

日本人は机の上の勉強や暗記科目は得意なのですが、プログラミングに対して難しいという印象を持つ人が多いからでしょうか?(中学高校の技術の授業でもパソコンすらまともに取り扱えない成績優秀者が沢山いたのを覚えています。)

明確な原因は不明ですが、ITサービスのニーズに対して担い手が足りないというのは紛れもない事実です。

転職サイトのdodaでも「IT・通信」業種の求人倍率が高いというデータが出ています。(引用元:転職求人倍率レポート(2020年4月)

全体の求人倍率が2.58倍であるのに対して、「IT・通信」は7.85倍とかなり高い数値が出ています。

求人倍率とは
有効求人倍率とは、求職者1人に対して何人分の求人があるかを示す数値で、「就職のしやすさ」の目安になる指標です。

例えば、求職者100人に対して求人が200件あるとき、有効求人倍率は2.0倍となります。

人手が足りず、多くの企業が積極的に求人募集をしているときは、有効求人倍率は1を上回ることになり、数値が大きいほど「就職しやすい」傾向にあることを意味します。

反対に、企業があまり求人を募集しないときには、有効求人倍率は1を下回ることになり、数値が小さいほど「就職しにくい」傾向となります。

結論をまとめると数字上のデータでも、世の中はエンジニアやプログラマーとして働いてくれる人材を探しているという事です。

ニートやフリーターからIT業界へ就職する人が増えている

ほかの業界ですと、「○○大学以上の有名大学出身者でないと採用しない」とか「○○業界で○年勤務の条件が必須」など就職や転職が厳しいのですがシステムエンジニアは未経験からでもなれます。

実際、私の周りの人が過去にどんなことをしていたのか聞いてみると、

  • 本屋の定員をしていた
  • 輸入雑貨の販売で生計を立てていた
  • 看護師をしていた
  • 飲食店で働いていた
  • 美容師をしていた

などと様々な経歴を持つ人に囲まれていました。

また中には大学を中退してしばらくニートをしていたけど、ITスキルを少し付けて就職したらすぐに内定が決まった、という友人もいました。

学歴に関していっても一番上は東大から、一番下は高校中退、文系理系も両方いると本当に様々な人たちがいるのがIT業界です。

「でもいきなり入社してもプログラミングもなにもできない!!」と考えているかもしれませんが、その心配は不要。入社すればきちんと研修期間があり、そこでみっちりプログラムや機械のこと、論理的な考え方を勉強させてくれます。

エンジニア・プログラマーとして就職するメリット

では、多数ある業界の中でなぜエンジニアなどのIT企業に就職するのが良いかお伝えいたします。

しっかり経験を積めば稼げる

システムエンジニアやプログラマー、その他IT系の仕事は、しっかり実務経験を積めば、他の業種よりも楽に稼ぐことができます。

私も、1-2年ほど経験を積んで(途中ニート期間も含みましたが)転職したことで年収が100万円近くアップしましたし、その後フリーランスとして独立したら月80万円以上稼ぐことも可能になりました。

私の後輩で25歳のフリーランスエンジニアが居ますが、その子も月に50万円は稼いでいます。

ブラック企業でずっとくすぶっていれば安い待遇でこき使われるままですが、経験を積み自分から転職や独立という行動を起こせば、ぶっちゃけ稼ぐことは可能です。

しかもエンジニアの独立は、飲食店などのお店経営と違いリスクがありませんし、弁護士などと違って10年以上かかっても合格できるか分からない難しい資格を習得する必要もありません。

コストがかなり低いのも特徴です。

大手企業・人気業種の社内SEへ転職することもできる

「自分には独立なんて荷が重い」と思う人へも、エンジニアとして働くという選択肢は考察の余地があります。

最初の就職先で経験を積んだのち、転職する企業の業種で言えば同じIT系という選択肢もありますが、別業種の社内SEというキャリアプランがあります。

例えば私の知り合いの例で言えば、食品メーカー大手や国内トップクラス電機メーカーの社内SEに転職したというケースがあります。

通常大手企業の場合、

  • 高学歴でないと入社できない
  • 高学歴でない場合、営業要員としてこき使われる

など、厳しい条件が用意されています。

ところが、IT業界やIT系の部署は輝かしい経歴よりも実績が重視される傾向があります。積み重ねた実績はこのように大手企業の転職へ役立つケースもあります。

IT未経験のニートからエンジニア ・プログラマーになる方法

ニートからITエンジニアやプログラマーになるには様々な方法がありますが、私のおすすめは「ニート・フリーター向けの就職サービス」を利用することです。

就職の方法その1. アルバイトからの正社員登用

IT企業でアルバイトしそのまま正社員登用として潜り込む方法です。ゲーム会社やWEB業界などの、ITに興味がない人でも注目する業種(企業)によくある就職ルートです。

人気の会社の場合、通常の採用では入社倍率が高すぎるため潜り込みを狙う人もいますが、個人的にはおすすめできません。

アルバイトで何年も働いても市場価値は高まらず無駄に年齢を重ねるリスクがあるからです。

中には「正社員登用することも将来検討しているよ」みたいなことを言う人もいますが、アルバイトは結局はアルバイトがほとんどで、いいように使われるのがオチです。

就職の方法その2. ハローワークで就職

ハローワークから申し込める職業訓練でプログラミングを行うのはタダなのでアリですが、就職先を探すのもやめておいた方が良いでしょう。

昔はハローワークからの就職が重宝されていましたが今はダメです。実際ここ数年はハローワークで求人募集をかけている企業は減ってきていて、ちゃんとした会社は就職サイトやエージェントを使ってリクルーティングを行うのが一般的。

また、ハローワークは民間企業に比べて採用にお金をかけずにできるため、採用にお金をかけられないほど切迫している企業の可能性もあります。

就職の方法その3.転職サイトからの申し込み

リクナビNEXTやマイナビなどの一般転職サイトから就職する方法ですが、これもおすすめできません。

この方法は日本では一番一般的な方法なので、勧める人も多いですが、個人的にはニートやフリーター向けではなく、対象は年々も1社の会社でちゃんと就業していた「正社員向け」です。

一般の転職サイトの場合、利用者のおよそ半分以上は「正社員」です。前述通り、就職市場の市場価値でいえば、正社員>ニート・フリーターなので、たとえ良い求人を見つけて応募したとしても、勝ち目がありません。書類選考から先に進めないという地獄が待っています。

ちなみに・・・・

IT系の企業に就職を考えるのであれば、「基本情報技術者」の資格を持っておくと未経験での採用率がさらにアップします。詳しくは下記の記事を参照ください。

[基本情報技術者試験]未経験でも転職できる?求人情報や仕事の案件!

就職の方法その4.ニートやフリーター向けの就職サービスを利用する←おすすめ

もしニートやフリーターを抜け出してまともな会社に就職したいと考えているなら既卒・フリーター専門の人材紹介会社を試しに利用してみましょう。

人材紹介会社(転職エージェントとも呼ばれる)は従業員を募集している企業と仕事を探している人を仲介してマッチングさせるための会社です。

特に、これまで正社員の就業経験がない20代の方は、フリーター層を対象にしたサービスを使ったほうが、ちゃんとしたアドバイスをもらえるので、納得いく就職を実現していくケースが多いです。

一般転職サイトやハローワークに比べて、

  • ライバル(同じ求職者)が強くない
  • 採用企業もニートやフリーターであることに理解がある
  • 企業側も人材紹介会社にお金を払っているので、ちゃんと雇う気がある

というメリットがあります。

私がおすすめする、ニートやフリーター向けの就職サービスは以下の2つです。

ITエンジニアとして仕事を探しても良いですし、他の業種を見てみるのもアリです。

ジェイック

20代の既卒、フリーター、第二新卒者専門のジェイックはこれまでに20,000人以上の利用者を正社員へ導いた実績を持っている優良人材紹介会社です。

そして何よりフリーター、第二新卒専門に扱う人材紹介会社としては数少ない関東以外の地方(大阪、愛知、宮城)の方も利用出来るサービスとなっています。

就職成功率80.3%を誇り、フジテレビやテレ東等メディアにも取り上げられた実績もあります。

フリーター向けの就職支援サービスとしては知名度が高く利用者も多いです。

JAICの公式サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。システムエンジニアという職業には可能性があることを感じ取っていただければ嬉しい限りです。

  • 求人倍率が高く正社員になりやすい
  • 今後のキャリア形成や独立難易度が低い
  • 他の業種に比べて稼ぎやすい(稼げる可能性が高い)

というのがオススメの理由です。

明日、明後日、一ヶ月後、みたいにすぐしろというワケではありませんが、今後のことを考えるのであれば、就職は絶対にした方が良いです。

今後の未来を考えてみてはいかがでしょう?

この記事を書いてる人
Wataru

新卒で零細IT企業に就職して客先常駐エンジニアになり体を壊して一時的にニートへ。複数回の転職を経て現在はSEからWEBマーケターにキャリアチェンジしました。
プログラミングはあまりできませんが、多少のIT知識とマーケティングスキルでビジネスを促進させるのが得意です。

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