富士ソフトは最悪?ブラック?やばい?評判・口コミを徹底調査!

企業の評判

私は、新卒で客先常駐のシステムエンジニアをし、その後はエンジニア以外にもセールスやマーケ担当を経て、エンジニアやデザイナーなどを統括するウェブディレクターという立場にいます。

IT業界には10年近くいるため、ある程度業界の情報には精通している自信があります。

このページでは、そんな私の観点からシステムインテグレータ大手の「富士ソフト株式会社」の評判・口コミをご紹介いたします。

 

富士ソフトは東証1部上場であるというと聞こえは良いですが、勤務していた人の中には

「最悪だ!」
「ブラックだった!」
「やばいところだ!」

という話も聞きます。

最初に結論を申し上げると、富士ソフトは受託開発ではなく、エンジニアを派遣する客先常駐に売り上げの多くを依存しています。

そのため、今勤務しているエンジニアは「少しでも経験を積んだら早々に転職すべき」と言わざるを得ません。今就職するか迷っている方も、もうちょっと検討した方が良いかもしれません。

富士ソフトの基本情報

まずは富士ソフトの平均年収・平均年齢などの情報をご紹介いたします。

富士ソフトの平均年齢・平均年収

富士ソフトの平均年齢は2020年現在、約35~36歳で推移しています。

政府統計の総合窓口「統計で見る日本」によるとエンジニアの平均年齢は

  • システムエンジニア 約 38.6歳
  • プログラマー 約 32.3歳

であるため、富士ソフトの従業員の年齢層は少し若いくらいの印象です。

また、転職最大手の「doda」が提供しているIT業界の平均年収を見ると、IT/通信業種の平均年収は「446万円」であることが分かっています。

男女別に見ると、男性が488万円、女性が391万円となっています。

 

世代別に見ると、

  • 20代 368万円
  • 30代 492万円
  • 40代 594万円
  • 50代以上 736万円

このデータを踏まえると、富士ソフトの年収はそこそこ高めであることが分かります。

 

年度

平均年収

平均年齢

平均勤続年数

従業員数

2019

594万円

35歳

9年

7,840人

2018

586万円

36歳

10年

6,401人

2017

609万円

37歳

10年

5,919人

2016

598万円

37歳

10年

5,547人

富士ソフトの会社としては増収増益の傾向で業績自体は良好です。ただ2019年は従業員数が笛平均年齢が下がったこともああり平均年収が若干下がっています。

ただ、後述する口コミなどを見ると、残業手当や人事考課点による昇給額、賞与額によって年収に個人差が生じるため、「ハードワークをこなす」「人事評価を上げてもらうようゴマをする」、などの結果である可能性もあります。

富士ソフトの新卒年収

富士ソフトの採用サイトを見ると、2021年度新卒初任給は以下のようになっています。

区分

初任給

大学院(博士)

26万円

大学院(修士)

24万円

大学・高専・高度専門士・専修4年卒

22万円

専修3年卒

23万円

高専本科・短大・職短・専修2年卒

22万円

12ヶ月分+賞与などを加味すると、大学卒業者の場合、約総支給額352万円になります。

国税庁の「年齢階層別・勤続年数別の平均給与」を参考にすると、新卒の平均年収は約250万円で、手取りでは200万円だそうです。

さすが東証一部上場だけあってボーナスも出ていることもあり、入社したてでも世間の平均よりは高い額を貰えます。

富士ソフトの福利厚生

富士ソフトの福利厚生は以下の通り。

  • 有給休暇取得促進 : 社員や家族の誕生日、子供の学校行事などを「マイホリデー休暇」として設定し、計画的な有給休暇の取得を促進しています。
  • 在宅ワーク促進 : 会社支給のスマホ、自社ソフトの「moreNOTE」活用した在宅ワーク制度を導入しています。
  • 長期休業制度 : 自己啓発、ポランティア活動、海外留学などを目的として最大1年間の連続休暇を取得できる制度です。
  • 独身寮・社宅 : 冷暖房・キッチン・バス・トイレを備えつけた寮や社宅が用意されています。

IT業界では、寮など社宅というものがないことの方がほとんどであるため、その辺はしっかりしているなと思いました。

また、ユニークな手当制度として、禁煙手当月1,000円、半年に一度の文具手当1,000円、公的資格手当月1~2万円 などもあります。

富士ソフトはどのような会社?評判・口コミを調査

次に富士ソフトがどのような会社なのかについて、転職クチコミサイトで私が利用していた「転職会議」、やネット掲示板、SNSからまとめましたので紹介します。

働きやすさについて

口コミ

(20代男性)
営業職においては男女半々で、産休や育休取得も推奨されていて、戻ってきやすい環境も整備されているため女性も働きやすい。


(20代女性)
技術部署は男性が多く女性管理者が少ない。女性管理者のロールモデルとなる人材がいない。


(20代女性)
アサインされる案件によってやれることが全く変わる。ソースは基本派遣任せで社員は見積もりと管理ばかり。若い子は炎上案件のテストばかり。技術を身に着けるのであれば他所の会社に言った方がいい。


(20代女性)
案件によってやることがかなり変わる。上流工程のExcel資料作成が多く、コードを書きたい人は向かない。


(20代女性)
1,2年目は雑用扱いでテストばかり。


(20歳女性)
有休推奨日が存在しているため、年末年始、ゴールデンウィークやお盆などはある程度連続して休暇が取れる。


(20代男性)
役職が上がるにつれて残業前提の業務量になって行きます。上司を見ていて先が思いやられ、転職をしました。


(20代女性)
システム屋でかつ営業という事もあり24時間365日社用携帯を気にしていました。平日休みの日に突発的な対応が必要となることもしばしばで気が休まりません。

年収・給与

口コミ

(20代男性)
新卒入社時はやや平均よりも高い。評価項目も全体周知されており、数値化されているため、比較的明瞭。


(20代男性)
一方キャリアップが年功序列であるため、そこから給料は上がりにくい。大規模案件などを担当が受注へ結び付ければボーナスに栄養があるモノの、中々難しい。


(20代男性)
現場によっては仕事できる・できないに関係なく昇給できる。


(20代男性)
原版運次第でどんなに仕事が出来ても一律評価されてしまう。

残業について

口コミ

(30代男性)
ブラックなイメージがありましたが、残業は少なかったです。


(30代男性)
残業代はきちんと支給されます。


(30代男性)
残業時間が部署によって大きく異なるので、人数が少ない残業の多い部署だと、ワークライフバランスが取りにくいです。


(20代男性)
ホワイト企業であるべきという意識を持つ人が多いため、残業時間はかなりシビアに管理されています。ただチームごとに差があり遅くまで残っているところもある。


(20代女性)
残業がかなり覆いう。炎上案件だと帰宅時に記録に残らないようにして帰らせること(サビ残)を課長が指示していた。会社としてはそういったことに厳しい姿勢だが、本社機能から遠いオフィスでは徹底されていない。

自社ソフト会社の開発について

口コミ

(30代男性)
入社前は「自社ソフトの開発」をアピールされたけど、実際はきわめて少なく、ほとんどの社員は客先常駐。


(30代男性)
大手企業であるためコーディングを外部に発注しています。そのため自分でコーディングをしたいプログラマー思考の人間には不向きかもしれません。

客先常駐(SES)について

口コミ

(30代男性)
一見としてIT会社ですが、中身は派遣会社。技術力もなく、あくまで上流として仕様を決定してプロジェクトの管理をすることがほとんど。


(20代男性)
客先常駐が主な事業。ポジティブに考えると、他社の仕事内容やシステムに触れることができる。

評価制度について

口コミ

(30代男性)
上司の主観による評価が多く、どれだけ仕事が出来たかよりもどれだけ社内政治を積極的に行ったかで査定が行われます。

まとめ

まとめると、富士ソフトは環境が良いとは言えないが、改善しようとはしている。という印象を受けます。

就職四季報2018年版では、富士ソフトの3年後離職率は約35%でしたが、20201年版を見ると3年後離職率15.5%と改善がされています。

大卒新卒者の3年以内離職率が32%なので、15.5%は良い水準とも言えます。

とは言え、毎年800人以上も採用していることから、「ある程度離職することは織り込み済みという姿勢である」という雰囲気も感じてしまいます。

一番気がかりなのは、「昇給がしづらいこと」「スキルが身に付きにくいこと」の2つです。新卒時の年収は業界平均より高いので良いかもしれませんが、長期的なキャリアを考える際にはずっとしがみつくのは危ないような気もします。

加えてエンジニアの場合、客先常駐がメインになるので「毎回現場をたらいまわしにされるのが辛い」「現場で元請け社員に者扱いされる」というようなストレスも出るかと思います。(私も過去に客先常駐でメンタルをすり減らしました)

今は富士ソフトで働いているのであれば転職を、富士ソフトで働くか迷っている方は他社の検討もしてみてはいいのではないかと思います。

この記事を書いてる人
Wataru

新卒で零細IT企業に就職して客先常駐エンジニアになり体を壊して一時的にニートへ。複数回の転職を経て現在はSEからWEBマーケターにキャリアチェンジしました。
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